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| (2007年9月21日掲載) |
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前回に引続きその他の石油会社の動向について報告する。 ◆ 英国 B P Rumaila油田(推定埋蔵量 100億㌭) 治安回復するまで社員をイラク(クルド地域は除く)には派遣していないが、石油新法が成立すれば開発に乗り出す方針。イラク国営会社South Oil Co.と共にRumaila油田の開発調査及びイラク技術者の訓練するという覚書を締結済。米国のWheatherford社が60の油井調査をする計画。 ◆ ノルウェー D N O Tawke油田 Tawke油田産原油は今年11月までに同油田から陸路トルコに搬出される予定。新たに同鉱区5Aと8で油徴が確認されている。国際石油会社(どこかは不明)からクルド地域でDNOが持つ資産を7億㌦で買収したいとの申し出があったがDNOは断った。買収側企業はDNOと同じ国のStatoilではないかとみられる。 ◆ カナダ Verenex Energy クルド地域Ghadames堆積盆の鉱区47で第二の油層を発見。油層は地下8,421~9,587㌳の間。試掘段階での産油量は23,800㌭。油質はAPI 37~42°の軽質油。 ◆ スイス Addax Petroleum Taq-Taq油田(推定埋蔵量12億㌭) Taq-Taq油田は超巨大油田キルクークの北60㌖に位置。2006年5月、AddaxはトルコのGenel Eneriと共にクルド自治政府(KRG)と開発契約(PSA)を締結。近く10億㌦の開発契約が提出される。2010年までに約20万b/dの生産予定。 ◆ 米国 Hunt Oil KRGは9月8日、米国Hunt Oil及びImpulse Energy Corp.とクルド地域の石油・ガス開発に調印したと発表。開発対象地域はドホーク。2007年末までに地質・地震探査による調査を行い、2008年には試掘に入る計画。 ◆ トルコ Botas トルコのパイプライン会社Botasはイラク北部でガス開発を計画。ここで産出するガスはオーストリアのOMVが主導するNabuccoパイプライン計画に供給される予定。 ◆ 大手の国際石油会社による買収計画 イラクで既に操業開始した中小石油開発ベンチャー企業の買収を大手石油会社が秘かに進めている。ターゲットにさらされているのはノルウェーのDNO(上述)やカナダのWestern Zagros。 ◆ 韓国 Halfaya油田(推定埋蔵量38億㌭) 1997年当時、韓国企業連合(4社)が名乗りを挙げたが、国連制裁のため中断されていた。韓国側の提示条件は開発コスト40億㌦、期間23年。今年9月、ドバイでイラクのシャハリスタニ石油相と韓国の商工エネルギー相とが改めて協議。ここで出された韓国の提示はイラク側にとって好条件であったという。 ◆ わが日本 石油資源開発(Japex)のGharraf油田及びもう一社が関心を示す開発(南部)についての動きなし。クルド地区での開発案件には関心があるものの、日本企業本社が法令順守を盾にクルド地域を含めたイラクへの渡航を一切厳禁ということで動けず。外務省は今年1月、クルド3州(アルビル、スレイマニア、ドホーク)に限り2003年に出した「退避勧告」を1ランク低い「渡航延期」に危険度を引下げたにもかかわらず。他国はどんどん入り込んでいるという。所詮日本は顔の見えないカネを出すだけか? |
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| 以上 |
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| (幹事 中嶋 猪久生<なかじま・いくお> ) |