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| (2007年10月9日掲載) |
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ドバイのエコノミック・ゾーンズ・ワールド(以下、EZWと略す)の国際的なフリートレード・ゾーンの操業会社であるJAFZAインンターナショナルは、2007年10月2日、リビアのミスラタ・フルートレード・ゾーン庁(MFZ)とミスラタ・エコノミック・ゾーンと開発・操業の可能性を検討する協定に調印した。MFZの開発の可能性に関する会合後、JAFZA(ジュベル・アリ・フリートレード・ゾーン)とEZWのCEOを兼務するサルマ・ハレブ氏が、ムタフ・アズーザMFZ理事会委員長と結んだもの。 サルマ・ハレブCEOは「リビアの自由経済政策と戦略的位置は、欧州への理想的な門戸である」「世界の中でのビジネス展開において重要な地域と提携を結び操業を拡大するとの我々の課題にMFZは適合している」と語り、今回の調印の意義を説明した。 またJAFZAインンターナショナルのチャック・ヒース常務は「JAFZAは過去2年間、MFZのコンサルタントとして集中的に可能性を検討してきた」「商業面での存立可能性を評価し、マスター・プランを設計した」「そして、本日調印したことで、両者は合弁事業を形成するか、或いはMFZがJAFZAに30年のコンセションを付与するかの何れかの可能性を追求することとなった」と述べ、今後、JAFZAがより具体的にMFZの創設に関わって行くことを示唆した。 尚、ジュベール・アリ・フリートレード・ゾーン庁(JAFZA)のワリッド・ハーレブ/プロジェクト部上級マネージャーは、2005年2月5日、同年の11月下旬にリビアの首都トリポリで開催されたUAE貿易展示会への展示を準備するに当たり、「JAFZAはこの機会を捉えてリビアへの進出を図り、UAEのビジネスマン達に新たに門戸を開く」と抱負を述べていた。またドバイの観光・市場販売局のハーリド・ビン・ナサール氏も「リビアは観光市場として有望である」との期待を表明していた。さらに同展示会の推進役であるライス・クッバ同販売局長も「展示会はUAEに拠点を置く企業が何を提供しうるかを明らかにするであろう」と語り、自由化を志向するリビアで、特にフルートレード・ゾーンに関してはドバイ型開発(或いは発展)モデルと言われる自国の開発の経験・知識・ノウハウ等が役立つはずとの自信を見せていた。 因みに、ムハンマド・ドバイ首長は、皇太子時代の2004年8月にリビアを訪問し、同国との経済・貿易関係の深化の方針を打ち出していた。尚、リビアにとってUAE、特にドバイは、自国が米国及び国連による経済制裁を受けていた時期に、財・サービス・マネー等を調達したり、或いは人脈を育成・形成する場所として重要な役割を果たしていた。逆に観光・金融・その他サービス産業を基盤とする新たな国造りのアイデアはあるものの資金の乏しかったドバイにとって、リビアは幾つか開発したスポンサー役の一つとして貴重な存在となっていた。 基礎インフラ整備や法制面の遅れやビジネス・マインドの違いもあって、投資環境としては必ずしも優れているとは言えないリビアでドバイが一定の役割を果たそうとしている裏には、中東から遠く離れた我が国ではうかがい知れないつながりがあるためと言えそうだ。 |
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| (10月4日、記) |
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| <関連情報> ●リビアの国連安全保障理事会非常任理事国への立候補を認めたブッシュ政権【10/5】 ●DPSA(開発・生産分与協定)の導入が2008年にずれ込んだリビア【9/21】 ●「緑の聖典」から「緑の観光」へ-----エコ・ツーリズムでイメージ・チェンジを図るリビア【9/14】 ●報道と表現の自由に挑戦するセーイフ・イスラーム/カダフィ開発基金総裁【9/11】 ●革命38周年記念式典で演説を行わなかったリビアのカダフィ大佐【9/4】 ●憲法制定に言及した後継最有力候補のセーイフ・イスラーム・カダフィ/カダフィ開発基金総裁【8/28】 ●リビアを訪問したデビッド・ウェルチ米国務省中東担当次官補【8/28】 ●リビアとの交換取引を否定する英仏政府【8/10】 ●米国、EUとの関係等について発言した後継最有力候補のセーイフ・イスラーム・カダフィ氏【8/3】 ●リビアのサハラ銀行への出資を決めたフランスのBNPパリバ【8/3】 ●リビアとの原子力取引でフランスを批判したドイツ【7/31】 ●ブルガリア人看護師ほかの解放を受けリビアを訪問したサルコジ仏大統領【7/27】 ●ブルガリア人看護婦とパレスチナ人医師をようやく解放したリビア【7/27】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |