ロシア・インド軍事協力に合意(11月12日モスクワ)

(2007年11月16日掲載)

 ロシアを訪問したインド・シン首相は、12日モスクワでプーチン大統領と会談し、新型戦闘機と輸送機の共同開発に合意した。会談において、シン首相は、「ロシアとの協力関係の維持は、インドの利益に合致するものである」と述べ、それに対し、プーチン大統領は、同首相の3度目の訪問を歓迎し、インド側の姿勢を高く評価する発言を行った。


 首脳会談後、両国の主要閣僚が同席し、原子力や軍事技術の協力問題を中心に協議が行われた。協議の結果、新型戦闘機と輸送機の共同開発に関する合意文書が取交された。同合意には、ロシア戦闘ヘリコプターのインドへの輸出に関する交渉継続が含まれている。


 今回合意に関し、プーチン大統領は、「ロシアとインドはサハリンⅠプロジェクト等、エネルギー分野での協力の実績がある。同プロジェクトでの協力実績に基づき、両国はインド、ロシア、あるいは第三国での新プロジェクトに関する協力の可能性を検討していくことに合意した。両国は、先に非鉄金属、バイオテクノロジー、レーダー等の分野における共同研究センターの設置に合意している。ハイテク分野での協力関係の実現は両国の国際市場での競争力の強化につながるものである。」と述べた。


 両国は、貿易額を2010年までに150億ドルへ拡大することを目指している。なお、2008年はインドにおけるロシア年、2009年はロシアにけるインド年と設定された。

以 上

(幹事 須藤繁<すどう・しげる>)