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| (2007年6月5日掲載) |
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イラン当局による米国人の拉致・拘束やイラクでイラン特殊工作部隊によると思われる米兵の拉致が目立ってきた。この背景にある理由は、イランの元国防次官アリ・レザ・アシュガリ(Ali Reza Asgari) 将軍が2月に失踪したことと密接に関係しているようだ。イラン革命防衛隊の事実上の司令官を務め、ヒズボラ組織を創設した。長年イラン軍事戦略の中核をなし、核開発問題を知る人物が突然消息を絶った。誘拐・拉致説と将軍自らの亡命説が流布されている。イランとしては、何が何でも取り戻したい人物。この失踪事件前後からイランによる米国人の拉致・拘束やイラクにおける米兵の拉致が目立ってきている。 イラン当局による拉致・拘束やイラク駐留米兵の拉致・殺人や、シーア派民兵組織への武器援助が革命防衛隊の秘密部門である精鋭“コッズ部隊”に属する“デパートメント9000”の関与が明らかになれば、米国は本気で革命防衛隊本部や基地へのピン・ポイント攻撃も辞さない状況もありうる。核開発問題と米国人拘束・拉致事件は切り離せない。ブッシュ大統領はイラク駐留米軍に対し、イラン秘密部門工作部隊の掃討作戦を許可しているという報道もある。2007年に発生した主な拉致事件をおおよそ次のものである。 ◆ イラク駐留米兵の拉致・殺害 1月、イラクで起った米兵5人の拉致事件。この拉致事件は米軍に捉えられたイラン人諜報部員を取り戻すために起こされたものであるが、交渉が不調で5人は殺害された。一連の命令を下したのはアフマディネジャド大統領であったといわれている。 ◆ アシュガリ将軍の失踪事件 2月7日、イスタンブールのセイハン・インターコンチネンタル・ホテルにチェック・インし、その後の消息が途絶えてしまった。アシュガリ将軍の正確な居場所は分からないが、北ヨーロッパか、あるいは米国にいるのではないかといわれている。同将軍の失踪の理由はモサドか米国諜報機関に拉致説と将軍自らによる亡命説があるが、いずれが真実なのか分からない。イランの最高軍事機密を握る人物で、過去の経歴をみると最高度の要人でありことが分かる。
◆ イラン当局による米国人の拘束 米国・イランの二重国籍を持つイラン系米国人がイランに入国したところをスパイ容疑で拘束・起訴しており、うち一人は刑務所に投獄されている。両国間の緊張度が高まっている。イランは国際社会の目を核問題からスパイ拘束へと問題のすり替えを狙っているという見方もあるが、アシュガリ将軍との人質交換説も出てきている。以下は拘束されている米国人。
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| 以 上 |
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| (幹事 砂野 民男<すなの・たみお> ) |