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| (2007年7月24日掲載) |
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サウジアラビア政府は、イラク、レバノンでの反政府攻撃にこれらの諸国に不法入国したサウジアラビア人の活動家が数多く加わっているとの報道に、反発する一方で困惑を隠しきれないでいる。 イラクのアル・ルバイエ国家安全保障顧問が先週、サウジアラビアのオカズ紙に、「イラク政府は反政府暴力活動に加わった容疑でサウジ人160人超を裁判にかけた」と発言したのに続いて、米国のロサンゼルス・タイムズ紙も、駐イラク米軍筋の話として、「米軍はイラクにいる外国人戦闘員の45%はサウジ人と見ている」「その他は、シリア人、レバノン人がそれぞれ15%、北アフリカが10%などである」「サウジ人の戦闘員は、その他諸国からの戦闘員よりも自爆攻撃を行っている」「イラクにいるサウジ人戦闘員の50%は自爆志願者である。過去6ヶ月で、こうした自爆攻撃でイラク人4000人が死亡ないし負傷している」と報じた。さらにレバノン政府の高官も、「レバノン正規軍と2ヶ月以上に亘り戦っているファタハ・イスラム・グループの戦闘員の中に数十人のサウジ人がいる」と述べ、レバノンにもサウジ人戦闘員が少なくないことを明らかにしている。 こうした主張や報道に対して、サウジ政府は、「イラクやレバノンにいるとされるサウジ人戦闘員数は誇張されすぎている」と反論している。例えば、アブデルラフマン・アル・ラシッド氏はアッシャルク・アル・アウサット紙に「9.11事件以降、浮かび上がった問題は、かつては平和愛好者として知られたサウジ人が国際的な問題となっていることを認識しているか否かである」「我々は、何故サウジ人がと問うであろう」「しかし、理由は、これらサウジ人が、危険な政治課題を持つ政権によって操られ、心理的・政治的に時限爆弾として行動するような状態にあるからである」と述べ、間接的な形ながら過激思想を撒き散らす国家としてイランを非難している。 またアブデルアジズ・アル・スウェイディ氏もアル・ハヤット紙に「イラク政府はサウジ人の人数を誇張する一方、イランが暴力事件で果たしている役割を否定するのか」と問いかけ、イラク内政に介入するイランをかばうイラクのシーア派主体の現政権を批判している。 尚、サウジ内務省のマンスール・アル・トゥルキ報道官は「血なまぐさい事件を止めるために出来ることは全てしている」「実際サウジ人は悪用されている」「誰かがサウジ人のイラク入りを助けており、誰かがサウジ人をイラク国内で助けており、誰かがサウジ人を自爆者として勧誘している」「それが誰であるのかは我々にはわからない」「我々はイラク政府から何ら公式の情報は得ていない」「仮にイラク国内で逮捕されたサウジ人に関する優れた情報が得られれば、我々はお役に立てるであろう」と語り、イラク政府に情報の公開を求めている。 |
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| (7月20日、記) |
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| <関連情報> ●米下院が対サウジ援助を禁じる条項を法案に挿入し可決【7/3】 ●ようやく逮捕された仏人殺害のサウジアラビアのイスラム過激派メンバー【6/5】 ●その他GCC諸国の襲撃も計画していたサウジアラビアで逮捕されたアル・カイダ【5/22】 ●石油施設へのテロ計画の発覚したサウジアラビア【5/8】 ●ホルムズ海峡を回避する石油パイプラインを検討中のGCC諸国【3/23】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |