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| (2012年1月27日掲載) | ||||||||||||
依然地方ごとに編成した戦闘部隊が力を誇示するリビアで、2012年1月23日、西部バニ・ワリッドで地元のワルファラ部族で構成する戦闘部隊が政府軍の兵舎を攻撃し5人が死亡・20人が負傷する事件が発生した。政府軍が地元戦闘部隊により市内から追い出されたバニ・ワリッドでは、トリポリの暫定国民評議会から半ば独立する形での市の行政を求める声が高まっているようだ。 バニ・ワリッドのワルファラ長老委員会のサラーハ・アル・マアユフ委員は「部族委員会が2012年1月24日、新たな地方委員会を任命し、同日の多くを費やした話し合いの席上、オサマ・アル・ジュワリ国防相が新地方委員会を求めた」(ロイター通信 2012年1月26日)と語り、妥協が成立しつつあることを示唆した。サラーハ・アル・マアユフ委員は、そのほか以下をロイター通信に語っている。尚、リビア国防省筋は、オサマ・アル・ジュワリ国防相が新地方委員会受け入れたことを確認した。
また、ムバラク・アル・ファタムニ・バニ・ワリッド委員会委員長は、状況について次のように説明している。
さらに、アブドゥルアジズ・アル・ジュマイリ・バニ・ワリッド委員会委員は、次のように語り、国防相に解決策を探すよう話したことを強調している。
現在、リビアではベンガジの暫定国民評議会の建物が抗議者に襲われる事件が発生するなど当局の統治能力に疑問が出ている。それだけに、バニ・ワリッドの住民の不満を取り込む形で事態の収拾を行うことが出来なければ、暫定国民評議会への失望・反発・批判がさらに高まることも予想されるだけに成り行きを注視したい。 |
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| (1月26日、記) |
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| <関連情報> ●市民の抗議デモを受ける形で一部委員の資格停止を発表したリビアの暫定国民評議会【2012/1/24】 ●統治方法への不満を表明するため国民暫定評議会(NTC)ベンガジ本部を襲った約2000人のリビアの内戦参加者を中心とする若者たち【2012/1/24】 ●数か月後に再稼働見込みのラスラヌーフ製油所と来週には一部操業再開予定のリビア国営鉄鋼社(Lisco)【2012/1/20】 ●リビア領土内で解放された過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カイダ(AQIM)」に誘拐されたアルジェリア南部の県知事【2012/1/20】 ●首相や国防相の仲介もあり人質の交換でようやく停戦にこぎ着けたリビアの首都トリポリ南方での民兵同士の戦闘【2012/1/20】 ●凍結されていた在外資産のうち200億ドルは返還されたことを明らかにしたアシュール・リビア外相【2012/1/13】 ●国民評議会(NTC)による評議員の見直しや旧政権要人の閣僚ポスト等からの異動を約束することで収束したリビア各地の抗議デモ【2012/1/13】 ●本格政府の樹立に向け憲法制定議会の選挙草案を明らかにしたリビアの暫定政府【2012/1/6】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか よしき>) |