議会ボイコットは取りやめ閣議ボイコットのみを継続することとしたイラキーヤ陣営
(2012年2月3日掲載)

 イラクのイヤード・アラウィ元首相を中核とする政治集団イラキーヤは、2012年1月29日、議会ボイコットを取りやめて閣議のボイコットのみを続けることを明らかにした。イラキーヤ陣営のメイスーン・アル・ダムルージ報道官が次のように述べたもの。

わが陣営の議員たちは1月31日の次回会合時から議会のの審議に復帰する。
但し、陣営の閣僚たちはマリキ首相下の毎週の閣議には引き続き欠席する。

 この点について、同陣営のスンニ派のエタブ・アル・ドーリ議員は次のように補足している、

議会のボイコットを取りやめるのは、政治不安下のイラクに安定性を取り戻し可能な限り最善な方法で国家に資するためである。
これには議会での予算案や主にシーア派が占める治安部隊によるスンニ派の迫害停止案の投票への参加が含まれる。

 同日のイラキーヤ陣営の決定は、主な指導者や議員たちによる会合の場で決定された。同日のイラキーヤの会合には、イヤード・アラウィ元首相、サーレハ・アル・ムトラク副首相、オサマ・アル・ヌジャフィ国会議長、ラファ・アル・イサム財務相らが出席した。

 米ホワイトハウスは、2012年1月28日、ジョー・バイデン副大統領が、予定される国民会議の前にイラクの指導者たちが相違を克服するよう促している。具体的には、バイデン米副大統領は、2012年1月27日にアラウィ元首相に電話したのに続き、翌1月28日にはオサマ・アル・ヌジャフィ国会議長に電話し政治プロセスを通じて山積する課題を解決する重要性について協議している。

 電話を受けたイラクの二人の指導者は、バイデン大統領に対して、イラクの全ての政治関係者や予定される国民会議の出席者の間で進められつつある解決案について説明した。

 有力政治家による内紛と連続爆弾テロという二つの課題を抱えるイラクが、このまま不安定状態に陥ってしまうのか否か。これからの1~2ヶ月が重要になりそうだ。

(1月31日、記)
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(幹事 畑中美樹<はたなか よしき>)