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| (2011年9月9日掲載) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<矛盾するカダフィ大佐の居場所に関する発言> トリポリの軍事評議会のアニス・シャリフ報道官は、2011年9月7日、AP通信に対して、カダフィ大佐の居場所に関して次のように語った。
他方、国民評議会でもムハンマド・タイナズ国防副大臣は、同日、AP通信に対して、次のような矛盾する発言を行っている。
またNATOのラスムセン事務総長も冷静に次のように述べている。
<ニジェールに特使を派遣した国民評議会とニジェール政府の反応> ところで国民評議会のファジ・バジャ政治委員会委員長は、2011年9月7日、次のように述べ、ニジェールに特使を派遣したことを明らかにした。
他方、ニジェール政府のマロウ・アマドゥ法相は同日、次のように語り自国にカダフィ大佐はいないと明言した。
また、同国のムハンマド・バズーム外相は、次のように述べ、仮にカダフィ大佐が越境した場合の対応を決めていないことを明らかにした。
尚、ニジェール政府はマハマドゥ・イッソフウ大統領の主宰で閣議を開催し、終了後、次のような内容の声明を発表している。
<国民評議会と距離を置くアフリカ連合(AU)> アフリカ連合(AU委員会のジャン・ピン委員長は、2011年9月7日、次のように語り、AUとして国民評議会を依然承認していないことを強調した。
今回、仮にカダフィ大佐の国外脱出を仲介した国家があるとすれば、その一つに挙げられるのがアフリカ連合(AU)である。カダフィ大佐自身がAUの設立に尽力した経緯を持ち、またAUの財政難を助けた過去もある。さらに、南アフリカのズマ大統領は、リビア内戦中に、AU調停案を携えてトリポリとベンガジを訪問している。但し、同提案は国民評議会に拒否されている。 仲介時のカダフィ大佐の落ち着き先としては、既に伝えられるようにブルキナファソが第一候補だろうが、ダークホースとしてジンバブエの名前を挙げる向きもある。事実、同国のアーサー・ムタムバラ副首相は先週、議会で、カダフィ大佐が同国に亡命を求めれば歓迎されるだろうと発言し注目を集めた。 カダフィ大佐とジンバブエのムガベ大統領とは長い友情関係にあると言われる。2001年、カダフィ大佐は80台の車列を組んでジンバブエの首都ハレーレまで来たことがあった。当時、カダフィ大佐はオープン・カーから身を乗り出し、沿道を埋めた数千人に手を振って応えていた。燃料油不足に見舞われたジンバブエに石油を送ったのもカダフィ大佐であった。ジンバブエではカダフィ一族が、新たに不動産物件を物色しているとの噂も流れている。尚、ジンバブエは、1991年にエチオピアのメンギスツ大統領の亡命を受け入れ、以降引き渡しを拒否している。因みに、同人は2000人を殺害した罪で、その後、母国では無期懲役の判決を受けている。 |
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| (9月8日、記) |
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| <関連情報> ●矛盾するカダフィ大佐の居場所に関する情報をどのように読み解くべきか(9月8日時点)【2011/9/9】 ●ニジェールの首都ニアメ入りしたカダフィ大佐の従兄弟で治安責任者のマンスール・ダオ氏(9月7日時点)【2011/9/9】 ●ニジェール、チャド国境に向かいつつあるカダフィ大佐(9月6日時点)【2011/9/9】 ●高まってきたカダフィ大佐及び一族のブルキナファソへの亡命の可能性(日本時間9月6日22時時点)【2011/9/9】 ●突然渦中の人となったリビア反政府派の戦闘を率いたイスラム主義者のアブドゥル・ハキム・ベルハッジ現トリポリ軍事委員会委員長(9月6日時点)【2011/9/9】 ●原油生産量が内戦以前の水準に復帰するのは早くて2012年後半と見るリビアのヌーリ・ベルイエン国営石油公社(NOC)・新総裁(9月6日時点)【2011/9/9】 ●南部国境から隣接アフリカ諸国への脱出を目指すと思われるカダフィ大佐と子息たち(9月6日時点)【2011/9/9】 ●今後20ヶ月で本格政権の樹立を目指すリビアの国民評議会(9月3日時点)【2011/9/6】 ●首都トリポリの治安維持へ「最高治安委員会」の創設を発表したリビアの国民評議会(9月3日時点)【2011/9/6】 ●南部にいると見られるカダフィ大佐とベニ・ワリッドを脱出した模様の3人の子息たち(9月3日時点)【2011/9/6】 ●カダフィ大佐の戦略と見られる次男セーイフ氏・三男サアディ氏の矛盾する発言とパリで開催されたリビア支援国会合(9月1日時点)【2011/9/2】 ●政権側兵士が語るカダフィ大佐と子息・愛娘との住居陥落後の協議の模様とトリポリ脱出の様子(8月31日時点)【2011/9/2】 ●表面化したリビア投資庁(LIA)の経営陣の人事を巡る国民評議会の混乱(8月30日時点)【2011/9/2】 ●カダフィ政権による交渉の呼びかけを拒否したリビアの国民評議会と喫緊の課題の電力・水道等の復旧(8月29日時点)【2011/8/30】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか よしき>) |