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| (2010年9月7日掲載) |
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オバマ米大統領は2010年8月31日、ホワイトハウスの大統領執務室から20分弱に亘る国民向けのテレビ演説を行い、イラク駐留米軍の戦闘任務が終了したことを宣言した。オバマ大統領の同日の演説の要点は次の通りであった。
オバマ大統領の演説の翌日(2010年9月1日)には、イラクの首都バグダッド郊外の米軍基地において、イラク駐留米軍の戦闘任務の終了に伴う司令官の交代式典が行われた。同式典には、前々日の2010年8月30日にバグダッド入りしていたバイデン米副大統領に加えて、同日イラクに入ったゲーツ国防長官も参加した。同式典でバイデン副大統領は、①「イラクの自由作戦」は本日終了した、②しかし、米国は本日から開始された新任務(作戦名「新たな夜明け」)に基づき対イラク関与を続ける、③イラクの各政党は早急に新政権の樹立を図って欲しい、との内容の演説を行った。同式典では、オディエルノ旧司令官からオースティン新司令官への交代が行われた。 ところで米国のUSAトゥデー紙は2010年9月3日までに、イラク政府が、米軍戦闘部隊の撤退に伴い総額約130億ドル(約1兆1000億円)にのぼる米製兵器の調達を計画していると報じている。同報道によれば、イラク政府が売却を求めているのはM1戦車140両やF16戦闘機18機などの模様である。米製兵器類の売却が実現すれば、イラクは米軍の装備体系で固められることになり長期に亘って米国との軍事的関係が維持されることになる。 |
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| (9月5日、記) |
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| <関連情報> ●改めてイラクの主要政治家に連立政権作りを急ぐよう促したバイデン米副大統領と強固な対米関係の重要性を訴えたマリキ首相府の声明【2010/8/27】 ●米軍戦闘部隊の撤収が完了するも依然先行き不透明なイラクにおける連立政権の協議【2010/8/24】 ●「イラクの不確実性」~アラブ・ニューズ紙(サウジアラビア)の社説から【2010/8/13】 ●米国の会計検査報告で使途不明金が87億ドル(約7800億円)に達したイラク開発基金【2010/8/13】 ●公約通り駐イラク・米軍の戦闘任務は2010年8月31日をもって終結すると語ったオバマ米大統領【2010/8/6】 ●イラク組閣の遅れで反政府武装勢力の糾合の可能性を指摘する精神的指導者とされるハリス・アル・ザーリ氏【2010/7/30】 ●シリアのアサド大統領の仲介によりダマスカスで会談したアラウィ・イラク元首相とムクタダ・サドル師【2010/7/23】 ●憲法規定に外れて議会の再開日を2週間延期することを決定したイラクの有力政治家たち【2010/7/16】 ●反政府武装勢力は米軍撤退を睨みバグダッドのグリーゾーンの攻撃を狙うと見る治安専門家やイラク専門家【2010/7/13】 ●事業の獲得を目指し首都バグダッドにホテル施設も含むビジネス・センターの設立を決定したフランス【2010/7/13】 ●イラク新内閣の早急な立ち上げを求めるため予告なしにバグダッドを訪問したバイデン米副大統領【2010/7/6】 |
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| (幹事 畑中 美樹<はたなか・よしき>) |