11月中旬からの三日間となりそうなイランと国連安保理5カ国にドイツを加えた6カ国との核開発協議
(2010年10月19日掲載)

 イランと国連安保理5カ国にドイツを加えた6カ国との核開発協議は、2009年10月以来中断されたまま今日を迎えているが、ここに来て2010年11月中旬を目途に再開する方向で調整が進められている。以下では、イランと6カ国との核開発協議を巡る動きについて整理した。

  表 イランと6カ国(国連安保理5カ国+ドイツ)との核開発協議を巡る動き

月 日 最  近  の  主  な  動  き
10月14日
EUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)のダレン・エニス報道官が、①本日アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は、イラン側に、11月中旬からの三日間を核開発協議の期間とすることを提案した、②日時的には11月15日から18日の三日間で、場所としては可能ならばウィーンが望ましい、③イラン側のサイード・ジャリリ交渉責任者がアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)との協議に前向きである兆候が見られる、④アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は、イラン側のサイード・ジャリリ交渉責任者が提案に前向きに対応し、イランと建設的な関与が行われることを望んでいる、と語った。
イラン側のサイード・ジャリリ交渉責任者が、国営テレビで、イラン・イスラム共和国は我が国との協調した対話こそが唯一の選択肢であると常に表明してきたと述べた。
EUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)が、イランと国連安保理5カ国にドイツを加えた6カ国との核開発協議に関してクリントン米国務長官と会談した。
10月15日
ブリュッセルで開催されたパキスタン支援外相会議に出席したイランのモッタキ外相が、①イランとの核開発協議に関する新たな提案は良いニュースである、②イランの見解では10月ないし11月が協議再開には良い時期である、と発言した。
10月17日
イランのアハマディネジャド大統領が同国北西部のアルデビルで演説し、①6カ国にとってイランとの対話が最善且つ唯一の選択肢である、②協議再開の条件は、6カ国による国際原子力機関(IAEA)の規則の順守、交渉の目的の明確化、論理と法律に基づく交渉の履行、イスラエル核保有への見解の表明、であると発言した。
出所:各種資料より作成のもの。

(10月17日、記)
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(幹事 畑中 美樹<はたなか よしき>)