カイロ・アメリカン大学で改革推進の講演を行ったサイフ・アル・イスラム・アル・カダフィ/カダフィ国際慈善基金総裁
(2010年5月7日掲載)

 サイフ・アル・イスラム・アル・カダフィ/カダフィ国際慈善基金総裁は、2010年5月5日、エジプトのカイロ・アメリカン大学で約35分に亘り、リビアは改革を推進し憲法に基づく効率的な政府の確立に努めるべきとの内容の講演を行った。同日の講演内容を整理すれば凡そ次の通りである。

我が国には憲法が必要である。憲法や基本的な法律を抜きにして国家を統治することは出来ない。それらは、なくてはならないものである。
我が国の統治のあり方を劇的且つ極めて真剣に変えなければならない。これが優先順位の第一位である。
我が国は制度を変革する必要があり、社会を変える必要があり、我が国に再投資する必要がある。
我が国には効率的な統治制度が必要である。時として我が国は幻想とロマンチックな考えを追求するが、真剣にならねばならない。我々は現実的にならなければならない。
我が国には地方政府がないが、それは大きな過ちである。我が国には地方自治体がない。
我が国は民主主義のための正規の構造を作らなかった。独立したメディアはなく、市民社会も欠如している。
しかし、リビアは政治犯の釈放により国民和解計画に向け一歩踏み出した。資産を没収されたリビア国民は補償され、そのための機構も設立された。
我々は一歩一歩建設して行く。
リビアでは女性には何ら差別はない。女性と男性は平等である。
リビア社会では女性は強力である。女性は軍にも、航空機の操縦士にもおり、あらゆる企業、あらゆる省庁に進出している。リビアでは女性も車の運転が出来る。
リビアの問題は、社会の資源を浪費していることだ。国家は女性教育に巨額を支出しているが、彼らは結婚し家庭に入ってしまう。
これがリビアにおける女性に関する問題である。
現在、リビア入国のビザ取得は極めて難しい。しかし、極めて近い将来に、世界中の人々がリビアを訪れるのが極めて容易になろう。
仮に、数百万の観光客がリビアを訪れれば、彼らは自分の目でリビアを見るので、リビアのイメージの改善に役立つ。
リビアは石油依存を軽減し、人口経済から実態経済に移行せねばならない。

(5月6日、記)
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(幹事 畑中 美樹<はたなか よしき>)