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| (2010年2月26日掲載) |
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ビザ(査証)を巡り違反があるとして2008年7月から出国を阻止されリビア国内で足止めされてきたスイス人ビジネスマン2人について、リビア政府は2010年2月22日、一人については同日付でチュニジアに出国させ、今一人については入国に関する違反の罪で禁固4ヶ月とするとの判断を下した。 出国を認められたチュニジアとスイスの二重国籍を持つラシッド・ハムダン氏は同日、出国ビザを発給されスイス大使館の車両でチュニジアへ向った。同車両には、現在のEU議長国であるスペインの車両も護衛役として同行した。ラシッド・ハムダン氏は到着後、チュニジアのテレビで、「夢のようだがABBのリビアでの責任者であるマックス・グルディ氏を残してきたことには心が痛む」(ロイター通信 2010年2月23日)と語った。 他方、4ヶ月の禁固刑及び罰金800ドルの支払いを課せられたマックス・グルディ氏についてスイス外務省のラース・クヌシェル報道官は「グルディ氏をいかに帰国させるかが、スイス外務省が最も努力すべきこととなった」「同氏は元気にしており、弁護士の来訪を受けているほかEU諸国の外交官とも連絡を取っている」(同上)と述べ、スイス政府が水面下で同氏の釈放についても働きかけていることを示唆した。因みに、当初マックス・グルディ氏は期間16ヶ月の禁固刑に処せられることとなっていた。 マックス・グルディ氏が刑務所に入れられたことを確認したスイスのABBも、「我が社としては、この状況が一刻も早く解決されることを願っている」との声明を発表し、スイス政府による解放努力に期待を示した。因みに、マックス・グルディ氏は首都トリポリ近郊のアル・ジェイダ刑務所に収監された。同氏の弁護士によれば、マックス・グルディ氏は通訳つきで来訪者との面会することが可能であるほか、医療手当ても受けることができる。 尚、イタリアのフランコ・フラッティニ外相は2010年2月22日、「昨日遅くにベルルスコーニ首相が行った個人的な介入が状況のさらなる悪化を防いだ」と語り、同国のシルビオ・ベルルスコーニ首相が前日の2月21日夜、本件で個人的に仲介の労をとったことを明らかにした。国際的な人権団体であるアムネスティ・インターナショナルは「我々はマックス・グルディ氏が間違った時期に誤った場所で拘束されていると考える」との趣旨の声明を発表し、リビア政府が早急に同氏を釈放するよう求めている。 |
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| (2月25日、記) |
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| <関連情報> ●リビア全国人民会議(国会)及び全国人民委員会(内閣)の現時点での顔ぶれ【2010/2/26】 ●一部閣僚の交代という小幅な人事異動と2010年度予算での大幅な歳出の増加を行ったリビア【2010/2/23】 ●リビアに商務次官を団長とする大型且つ高級貿易代表団を派遣する米国政府【2010/2/19】 ●英国を除くシェンゲン協定国を対象に入国ビザの発給を突然停止したリビア【2010/2/17】 ●制限付ながら国内株式市場を外国人に開放していることを強調したリビア政府【2010/1/14】 ●明治大学軍縮平和研究所の主催する学生サテライト対話集会に参加したリビアの最高指導者カダフィ大佐【2009/12/18】 |
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| (幹事 畑中 美樹<はたなか・よしき>) |