改めてイラクの主要政治家に連立政権作りを急ぐよう促したバイデン米副大統領と強固な対米関係の重要性を訴えたマリキ首相府の声明
(2010年8月27日掲載)

 米国のジョー・バイデン副大統領は2010年8月23日、インディアナ州で在郷軍人を前に演説し、イラクの主要な政治家に小異を捨てて連立政権作りを急ぐよう促していることを明らかにした。尚、バイデン副大統領の同日の主な演説内容は次の通りであった。

オバマ大統領の宣誓式の日(2009年1月20日)には、イラクに14万人超の米軍がいた。
しかし、それが2010年8月末には5万人が残るのみとなる。
イラクの主要政治家が協議していることは素晴しい。
しかし、自分は個人的に、イラクの主要政治家に話し合いの過程を終わらせイラク国民の持つ勇気に合わせる時が来たということを明確にしてきた。
それは難しいことではある。彼らは、そうした政府を以前には持ったことがないのだから。
(だが)自分はイラクが国家を維持することの出来る国家統一した政府を形成することに疑いを抱いていない。

 他方、アラウィ元首相との三度目となる連立政権作りの話し合いを行っているイラクのマリキ首相は、2010年8月23日、連立政権がほどなくできると発言している。また、マリキ首相府は次のような内容の声明を発表し対米関係の重要性を指摘した。

マリキ首相は米国の議員に対して、イラクが米国との関係をさらに強固なものとしたいと熱望していることを保証した。
イラク政府は、様々な分野で米国との関係を促進したいと望んでいるし、戦略的枠組み協定を活性化したいと考えている。
米国企業によるイラクの建設及び投資のプロセスへの参加を望むと共に、米国企業がイラク経済を支えてくれることを望みたい。

 尚、オバマ米大統領は、家族との休暇の追える来週早々にも、イラクからの米軍の戦闘部隊の撤退に関する演説を行う予定である。

(8月24日、記)
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(幹事 畑中 美樹<はたなか・よしき>)