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| (2010年4月9日掲載) |
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2010年3月27日、バハレーンの首都マナマで「第二回地域社会における原子力技術国際会議」が開催され、GCC各国はもとよりエジプト、イラク、イラン、国際原子力エネルギー機関(IAEA)などから専門家が参加した。バハレーンのNGOの主催した同会議では、①原子力計画の展望、②原子力・エネルギー・安全・地域における課題、③イスラム社会での原子力技術の強化に伴う安全に対する地域協力、などのセッション別に活発な議論が展開された。 同会議は、主に次ぎの様な内容の最終声明を発表し閉幕した。
今回の会議で特に注目されたのは、明らかにイランでの原子力開発の現状を意識するように、欧州での実例を引き合いに出しながら「良き隣人政策」を基本に原子力協定を締結し原子力技術に関する規制や監視の必要性に言及した点である。また会議参加者が、相互完全査察を受け入れ、各国の原子力施設の運営・維持補修の透明性を確保するための協定が必要であることを強調した点も注目に値しよう。 ところで今回の会議には、主催者の特別の計らいによりイスラエルからも参加者がいた模様である。UAE紙(エミレーツ・ビジネス24/7紙 2010年4月1日)に掲載された調査・情報イスラエル/パレスチナ・センター共同最高経営責任者(CEO)兼イスラエル緑の運動党選抜指導委員のゲルション・バスキン氏の手になる「湾岸の経験(A Gulf experience)」と題する一文が、その当たりの事情を詳細に説明している。 ここでは同文の全体を紹介することは出来ないが、簡単にまとめれば、「会議で出会ったバハレーン人の話を聞きどの国も課題を抱えているのを知った」ことや、「イスラエルの抱える課題は思っているより小さいことなのではないかと考えた」ことなどに触れた後、「イスラエルとパレスチナとの共存も意識次第で十分可能なである」との趣旨のことを淡々と書いている。因みに、同文の出だしの部分ほかを紹介すれば次の通りであった。 「私のバハレーンの友人たちから彼らが同国で直面する課題の話を聞くうちに、 イスラエルの抱える課題が小さなものに思えてきた」 「私は、この一文を原子力エネルギーに関する会議に参加した後のバハレーンからアンマンへのガルフ航空の機内で書いている」(中略) 「私は原子力エネルギー会議で、サウジアラビア、イラク、UAE、韓国、中国からの科学者、そしてイランからの科学者とすら同席した」(中略) 「全ての経験が素晴しかった」「会議の主催者は、私がイスラエル人であることを知っていた。しかし、ドバイでの事件後でもあり私自身の安全を考えて・・・・」。 |
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| (4月6日、記) |
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| <関連情報> ●中東和平の重要性に言及したペトレイアス中央軍司令官【2010/4/6】 ●中東和平交渉の崩壊の可能性に言及したリビアで開催のアラブ首脳会議【2010/4/2】 ●ヨルダンの研究用原子炉建設の本契約を獲得した韓国原子力研究院と大宇建設の韓国企業連合【2010/4/2】 ●ネタニヤフ首相の訪米でも改善しなかった米国とイスラエルの悪化した関係【2010/3/30】 ●益々激化の予想される新興国や中東・東南アジアなどでの原子力発電所の受注競争【2010/3/26】 ●ネタニヤフ首相の訪米を前に米国との関係修復を目指した動きを強めるイスラエル【2010/3/23】 ●原子力発電所での協力拡大など戦略関係の再強化に動き出したインドとロシア【2010/3/16】 ●原子力発電所建設事業共同研究調査向け協力共同宣言に調印した韓国電力とトルコ発電公社(EUAS)【2010/3/16】 ●東エルサレム入植者住宅建設問題でネタニヤフ・イスラエル首相に電話会談で強く抗議したクリントン米国務長官【2010/3/16】 |
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| (幹事 畑中 美樹<はたなか よしき>) |