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| (2009年9月8日掲載) |
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アブダビメディア社(ADMC)は、2009年8月上旬、ガジリオン(Gazillion)・エンターテインメント社との合弁事業で、大規模なマルチプレーヤーオンラインゲーム(MMOG)スタジオを創設すると発表した。「MMOG」とは、インターネットを通じて、同時に何百、何千ものプレーヤーが参加できる機能を持つオンラインゲームのことを指す。参加者がひとつの世界を共有しながら進んでいくもので、パソコンを介さずともインターネットに接続可能な新型ゲーム機種であれば、そこから参加することも可能である。 現在の世界的な景気の失速にもかかわらずゲーム産業の勢いは止まらない。特に、オンラインゲーム市場は、世界中で最も成長速度の速いメディア部門となっており、ある調査によれば、2011年までに、「米国の子供達、ティーンエイジャーの約50%が何かしらのオンラインゲームに参加している」と予想されている。また、2013年における市場規模は130億ドル(1兆2350億円)と試算されている。 カリフォルニアのサンマテオに経営本部を置くガジリオン社は、テクノロジー面に限らず、アニメやテレビゲーム制作における有能な才能を集めた著名会社であり、オンラインゲーム市場において大規模な世界展開を行っている企業でもある。アブダビメディア社とガジリオン社との今回の合弁事業は、「近年のデジタルメディア・マーケットの拡大」という世界的な傾向を背景としている。また、両社は、この事業の一環として、アラビアのゲーム市場に対するコンテンツとしてアラビア語でのオンラインゲームを5年以内に作成するとしている。 ADMCのモハメド・ハラフ・アル・マズルーイ氏は「我々は、ガジリオン社との合併事業を通じて、デジタルメディア市場に付随した技術の向上を目指している。それは、長期的に考えれば、アブダビの発展のためには有効なことである」と語り、ガジリオン社のすぐれた技術基盤やアイデア、資源などを自国へ移転することも視野に入れていることを明らかにした。アブダビメディア社は、今回のガジリオン社との共同事業に伴い、特に国内の若い人材が米国の一流技術者のもとで技術を学ぶ機会が得られるようなプログラムとして高等技術大学(HCT)のプログラムの作成を予定している。 高等技術大学(HCT)アブダビ校のタィエブ・カマリ博士・副校長は「今回の事業は、若いUAE国民を教育し、成長させるために非常に有益なものである。また、必要とされる限り、高等技術大学は、ADMCの全従業員に対して、高い専門性を付与することに寄与して行く」と述べ、UAEの産業基盤の確立や技術移転の促進のために努めることを強調している。 一方、ガジリオン社CEOのロバートフッター最高経営責任者(CEO)は「MMOGは世界のメディア市場において、ますます重要なパートになりつつある。また、アラブのゲーム市場はいまだ可能性を秘めている。そのような背景にあって、ADMCと共同で事業展開できることは非常に幸運だと考える」と語り、今後の事業の拡大に期待を示し。 ※記事中の発言はすべて「Khaleej Times 」「yahoo finance」に基づく。 |
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| (9月3日、記) |
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| <関連情報> ●新たに4つのエクイティ・ファンドを設立したアブダビ投資社(ADIC)【2009/6/11】 ●フランスの戦略投資ファンド(FSI)と共同投資覚書に調印したアブダビのムバダラ開発【2009/5/29】 ●映画製作ファンドからの撤退含みでワーナー・ブラザーズとの契約を見直すアブダビ・メディア社【2009/5/15】 ●独自の国際的映画祭「トライベッカ映画祭ドーハ2009年」を開催するカタール【2009/4/7】 ●脱石油戦略の一環として映画産業に本格進出するアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国【2008/9/9】 |
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| (著述家 高橋大樹<たかはし・ひろき>) |