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| (2009年10月30日掲載) |
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サウジ社会保険庁は、先般、7社に対する投資額を12億6000万リアル(約3億3600万ドル、約300億円)増額することを明らかにした。投資額を増額した7社は、サウジ肥料会社(Saudi Arabian Fertilizer Company:SAFCO)、サウジ国営鉱業会社 (Saudi Arabia Mining Co.:Ma'aden)、サボラ・アル・アジザ・ユナイテッド社(Savola Al Azizia United Co)、ジャバル・オマール開発社(Jabal Omar Development Co)、サザン・プロビンス・セメント社(Southern Province Cement)、カシム・セメント社(Qassim Cement Co)、サウジ国営石油化学社(Saudi National Petrochemical)である。 サウジアラビアを含むGCC諸国は、脱石油経済及び国内株式市場の育成策の一環として政府系ファンドを使った国内外向けの投資を拡大している。因みに、中東で最も大きな取引所であるサウジアラビア証券取引所の株式指数は、原油価格の急落を受けて2008年にはほぼ50%の低下なったものの、これまでのところ2009年は約18%上昇している。 尚、サウジ社会保険庁の新たな投資により、例えば保有する3社の株式比率は次のように増加した。 ★サウジ肥料会社(Saudi Arabian Fertilizer Company:SAFCO) :14.2%→14.5% ★サボラ・アル・アジザ・ユナイテッド社(Savola Al Azizia United Co) :9.8%→10.3% ★サウジ国営鉱業会社 (Saudi Arabia Mining Co.:Ma'aden) :6.3%→7.2% サウジアラビアの在外資産は、2009年上半期に1800億ディルハム(481億ドル)減少した。理由は、世界的な経済の悪化に伴う財政の悪化を防止するために政府主導で在外資産の一部を取り崩して公共支出に振り向けたためである。因みに、2009年6月のサウジ統計速報によれば、2008年末時点で1.7兆サウジ・リヤル(約4539億ドル)相当であった在外資産は、2009年6月には1.5兆サウジ・リヤル(約4005億ドル)まで減少している。恐らくサウジ社会保険庁による上述した7社への投資額の増額も、こうした動きと関連するものと推察される。 |
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| (10月27日、記) |
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| <関連情報> ●流動性の低下の解消に貢献するGCC諸国の政府系ファンド(SWF)の地域投資回帰【10/2】 ●サウジアラビアでの銀行業務部門を開始した野村ホールディングス株式会社【10/2】 ●官民合弁農業企業「アグロインベスト(Agroinvest)」の設立を発表したサウジアラビアのウサマ・アル・クルディ諮問評議会議員【9/11】 ●原油価格低迷の影響はあるもののサウジ経済は底堅いと見る国際通貨基金(IMF)【8/21】 |
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| <著述家 高橋 大樹(たかはし ひろき)> |