南東部シスタンバリチスタン州で革命防衛隊幹部を狙った自爆テロの発生したイラン
(2009年10月23日掲載)

 イラン南東部シスタンバリチスタン州ピシンで、2009年10月18日午前8時頃、革命防衛隊・地上部隊副司令官、同地元司令官と地元バルチ人部族長などの会合を狙った自爆テロが発生し、42人が死亡、数十人が負傷した。事件後、南東部シスタンバリチスタン州を拠点として活動する武装組織「ジュンダラ(神の兵士)」が犯行を認めた。以下では、同事件発生後のイランの対応を中心に一表にまとめてみた。

月 日 内         容
10月18日
イラン南東部シスタンバリチスタン州ピシンで、2009年10月18日午前8時頃、革命防衛隊・地上部隊副司令官、同地元司令官と地元バルチ人部族長などの会合を狙った自爆テロが発生し、42人が死亡、数十人が負傷した。
アハマディネジャド・イラン大統領が「パキスタンの治数人の安員がテロ首謀者ほかに協力したとの情報を得ている」と発言した。
イラン統合参謀本部が「テロの背後には米国、英国がいる」との非難声明を発出した。
ケリー米国務省報道官が「米国が関与しているとの報道は完全な誤りである」と語った。
パキスタン外務省報道官が同国の日刊紙に「パキスタンはテロに関与はしていない」と語った。
19日
ジャファリ・イラン革命防衛隊司令官が「イラン代表団がパキスタン関与の証拠と共にパキスタンを訪問し、ジュンダラ(神の兵士)の指導者アブドゥルマリク・リギ容疑者の引渡しを求める」「ジュンダラ(神の兵士)が米国、英国、パキスタンの情報機関と連絡をとっている」「その中でアブドゥルマリク・リギ容疑者が間違いなく行動している」と語った。
アブトラビ・イラン国会副議長が「事件の背後には米国、英国とその傭兵がいる」と発言した。
アハマディネジャド・イラン大統領がザルダリ・パキスタン大統領と電話で会談し、テロ実行犯の早急な逮捕に協力を求めた。
ザルダリ・パキスタン大統領がアハマディネジャド・イラン大統領との電話会談で、両国国境地帯でのジュンダラ(神の兵士)対策での協力を表明した。
ハメネイ・イラン最高指導者が「ジュンダラ(神の兵士)を米国、英国が支援している」「尊大に国家に雇われた兵士は、市民の生命や安全を脅かす者に罰が下るのを知るべきだ」と語った。
出所:各種報道より作成。

(10月22日、記)
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<幹事 畑中 美樹(はたなか よしき)>