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| (2009年6月11日掲載) |
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サウジアラビア資本市場庁は、2009年6月8日、資本市場の深化と資金調達手段の多角化に向けて6月13日から債券市場を創設することを決めたことを明らかにした。ただし、創設するとの決定そのものは6月6日になされていた。尚、新債券市場の営業時間は午前11時30分から午後3時までとなる。サウジアラビア国内では、投資商品の多角化や資金調達手段の拡大を求める声が以前から出ていた。 今回の資本市場庁の決定について、ナショナル・コマーシャル銀行のチーフ・エコノミストのジャルモ・コチライン氏は「サウジアラビアには投資家の選択できる資産が限られていた」「これにより企業は資金の調達源を多角化することができる」「これまで資金調達しようにも選択肢は限られていたし、現時点では銀行融資は絞られている」(ブルンバーグ通信 2009年6月8日)と述べ、債券市場の創設を歓迎している。 サウジアラビアの投資銀行であるワタン投資社のイフサン・アリ・ブフライ会長も「世界経済危機の影響で資金調達コストの上昇している折りでもあり、スクーク債を含む債券市場の潜在性には大きなものがあると考える」「これは新時代に始まりを告げるものである。銀行から決別できる時を待っていた企業もある」「今の貯蓄商品よりもスクーク債の購入の方が利益を得られると考える購入者の需要も存在する」(http://www.middle-east-online.com/english/business/?id-32554)と述べ、投資手段としてのサウジ国民の債券需要にも強いものがあると解説している。 実際サウジアラビア企業の間では、国内銀行が世界経済の影響から融資を絞り込んでしまったことから、資金調達をイスラム債(スクーク)の発行に頼る傾向が顕著となっていた。例えば、国営発電企業のサウジ電力社は2009年6月7日、同月13~28日の間でスクーク債を発行する承認を得ている。また時価総額でサウジ最大のデベロッパーであるダル・アル・アルカン・不動産開発社は、2009年5月、7億5000万リヤルのスクーク債を発行している。 |
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| (6月10日、記) |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |