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| (2009年1月30日掲載) |
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米国のオバマ新政権が誕生して10日近くが経過した。オバマ新政権は外交政策上の大きな課題の一つであるイランへの対応では柔軟姿勢を見せはじめている。例えば、米国のライス新国連大使は、2009年1月26日、イランの核開発問題について問われ、「国連安全保障理事会常任理事国5カ国に1カ国(ドイツ)を加えた6カ国の協力関係を維持しつつ、イランとの直接交渉を含む幅広い外交を指向する」と語り、オバマ新政権がイランとの直接交渉の可能性を排除しないことを明らかにした。 オバマ大統領自身も2009年1月26日、ドバイのアラビア語衛星放送アル・アラビーヤのインタビューで、「イラン国民は偉大な国民であり、ペルシャ文化は偉大な文化だ」「米国はイランが拳を開くのならば、イランに平和の手を差し伸べる用意がある」と語り、融和的な姿勢を示した。但し、米国務省のロバート・ウッド副報道官は、2009年1月27日、「オバマ新政権はイランが核兵器を取得することは受け入れられない」と述べ、容認できることと出ないことを明確化している。 こうしたオバマ新政権の演説や談話での攻勢を受けた形のイランのアフマディネジャド大統領は、2009年1月27日、西部のケルマンシャーで演説し、米政権による対イラン政策の根本的変革を求めた。まず同大統領は「我々は変革を歓迎するが、変革は根本的なもので、しかも正しい方向に向かうものでなければならない」「米国が変革を望むと言う時の変革には次の二つがある」「第一は、根本的且つ効果的な変革であり、第二は、戦術レベルでの変革である」「仮に今言われる変革が後者であれば、すぐに分かるだろう」(ガルフ・ニューズ紙 2009年1月28日)と語り、オバマ新政権の言う変革が真のものか否か見極める必要があるとの姿勢を貫いた。 さらにアフマディネジャド大統領は「変革したいという人の変革は、そうした人々自身が行わねばならない」「こうした人々はイラン国家に謝罪し、暗い過去を償い、イラン国家に対して犯した罪を償わねばならない」(同上)と述べると共に、平和目的での原子力発電所の希求の阻止や1979年以降のイランの発展への妨害等々、歴代米政権が60年に亘り犯してきた罪を償う必要があると説いた。 尚、フェレロワルトナー欧州連合(EU)欧州委員会委員(対外関係担当)は、2009年1月28日、プラハで記者団に、イスラマバードで今春開催を予定しているアフガニスタン、近隣諸国、EUによる会議向けの準備会合にイランを招待することを明らかにした。 |
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| (1月29日、記) |
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| <関連情報> ●アラビア語衛星放送アル・アラビーヤのインタビューでイスラム世界との関係修復や中東和平の推進に意欲を示したオバマ米大統領【1/30】 ●国務省で演説すると共に中東特使及びアフガニスタン・パキスタン特別代表を任命したオバマ米新大統領【1/27】 ●社説:新大統領と新たな希望~サウジアラビアのアラブ・ニューズ紙(2009年1月21日)から【1/23】 ●テレビ番組のインタビューで新たな対イラン・アプローチを約束したオバマ次期米国大統領【1/13】 ●対イランでイスラエルに「核の傘」の提供の申し出を検討中と報じられたオバマ次期米大統領【12/16】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |