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| (2009年1月23日掲載) |
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GCC諸国は過去数年、原油価格の高騰を背景に巨額の在外資産を積み上げてきた。しかし、国際金融危機の深刻化による世界経済の減速とこれに起因する油価の低下及び原油需要の減少は、高率を続けてきたGCC諸国の経済成長率や急拡大してきた建設・不動産活動を鈍化させつつある。特に、GCC諸国の経済環境が悪化し流動性不足が顕在化するにつれて、これら諸国の建設・不動産部門も新規事業の見直しを迫られ始めている。 こうしたなかロンドンの格付け会社フィッチ(Fitch)は次のような見方を示し、GCC諸国の建設・不動産部門に「安定的」の評価をつけた。
因みに、フィッチ(Fitch)のバシャール・アル・ナトゥール産業格付けチーム責任者は「GCC諸国は不動産市場の悪化を経験しつつあるが、その程度は国により異なる」「資金調達面では、企業借り入れは制限されており、個人向けの不動産担保融資も厳しくなりつつある」「これらの要因が建設・不動産部門の収益性を悪化させ資本調達を難しくしている。こうした現象は特にドバイで見られる」(エミレーツ・ビジネス24/7紙 2009年1月21日)と現状を分析する。 結局、世界のどこの国でも同じように、短期債務に偏重している企業や資金取り入れが容易でない企業は、平素からの金融機関との関係が十分でない場合、流動性不足の問題に直面するということになろう。尚、中東・イスラム諸国のイスラム債(スクーク)を含む債券発行市場についても、少なくとも2009年上半期まで余り活発化しないと見られている。 |
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| (1月21日、記) |
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| <関連情報> ●ドバイほかでの合弁製造事業の設立を検討中の欧州航空機メーカー・エアバス【1/23】 ●ナイジェリアと総額160億ドルの各種インフラ開発事業に調印したドバイ【1/23】 ●格付け機関の推計ではドバイ政府系企業の2009年の借換必要額は150億ドル【1/20】 ●2008年第4四半期の住宅価格の下落率が予想より低い8%の低下に留まったドバイ【1/20】 ●「マスターカード世界消費者信頼指数」調査では引き続き高水準を維持している中東諸国【1/16】 ●景気刺激へ前年に比べ歳出拡大型(+42%)の赤字予算(▲42億Dh)を編成したドバイ首長国【1/13】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |