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| (2009年1月16日掲載) |
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クウェイトのシェイク・ナーセル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ首相は、2009年1月12日、閣僚数15名の新内閣を組成した。今次内閣は同首相にとって2006年2月に首相に就任してから5度目の内閣となる。但し、閣僚名簿を見ると新任は保健相、運輸相の2名に留まった。新保健相には議員のロザン・アル・ロザン氏が、また運輸相にはナビール・ビン・サラマー氏がそれぞれ任命された。また去就の注目されたムハンマド・アル・オムラン石油相は更迭され、シェイク・ムハンマド・アル・サバーハ副首相・外相が石油相代行として兼務することとなった。ムハンマド・アル・オムラン石油相は、総額75億ドルのダウ・ケミカルとの合弁事業及び総額150億ドルの新規製油所事業を巡って議会の批判に晒されていた。尚、2名の女性大臣のヌーリヤ・アリ・セビフ教育相とムジ・アル・ハムード国務相はそれぞれ再任された。 周知のように、クウェイト内閣は2008年11月15日、議会のイスラム系議員3名が、イランのシーア派聖職者の入国を認めた問題で召喚する動きを見せたことから解散されていた。シェイク・ナーセル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ首相は、「我々は国家の責務を担うに際し、議会とこれまで以上に前向きに努力するとの決意を再確認する」(AFP 2008年1月12日)と述べ、議会の協力を得ながら政務に当たる意向を明らかにした。 他方、議会は早くも新内閣がそれまでの大臣の多くをその座に留めたことに反発している。例えば、イスラム系のダイフ・アッラー・ブラミア議員は怒りも露わに、「新内閣の顔ぶれには驚いた。議員と国民に対する挑戦だ」「シェイク・ナーセル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ首相は新内閣を組むのに十分な時間があったのに数名しか変えなかったのは議会の解散を考えている証拠だ」(ガルフ・ニューズ紙 2008年1月12日)と述べている。独立系のサアドゥン・ハマド議員も「議会との対立の種であった大臣が残った。彼らを議会で問い詰める」(AFP 2008年1月12日)と語り、新内閣との対決姿勢を鮮明にしている。さらに、クウェイトの政治評論家のハジャブ・ブー・ハドゥール氏も「これは暫定内閣だ」「ほぼ同じ大臣を再度任命したということは、危機が続くということだ」「何人かの大臣と議会の関係は本当に良くない」(ガルフ・ニューズ紙 2008年1月12日)と心配げにコメントしている。 ところでムスタファ・アル・シャマリ財政相は、2009年1月10日、同国が株価の引き上げを目指して創設した政府基金を通じて3億クウェイト・ディナール(KD、約10.6億ドル)を株式市場に投じたことを明らかにした。同時に、同財政相は次のように語った。因みに、クウェイト政府は株式市場の建て直しのために総額15億KD(約53.1億ドル)の基金を設立している。
国際金融危機の影響の緩和や経済改革に向けてクウェイト政府が最近承認した法案、議会が承認した法案及び議会承認の待たれる法案等は以下の通りである。 <政府承認法案>
<議会承認法案>
<議会承認待ち法案>
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| (1月13日、記) |
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| <関連情報> ●借入金の大部分がデフォルトであることを明らかにしたクウェイトのグローバル・インベストメント・ハウス(GIH)【1/13】 ●合弁石油化学事業の解消で損害賠償の請求を検討中のダウ・ケミカルと拒否する意向のクウェイト政府【1/13】 ●2008年12月末で総額290億ドル(推計)の債務を抱え返済難も噂されるクウェイトの投資会社【1/9】 ●中央銀行の共同記者会見で株式市場の活性化を目指す資金注入は長期的投資であると説明したクウェイト投資庁(KIA)【1/9】 ●議会の反対を受けて総額174億ドルのダウ・ケミカルとの合弁石油化学事業を解消したクウェイト【1/6】 ●借入金を期日通りに返済できず金融機関との交渉を行っているクウェイトのグローバル・インベストメント・ハウス(GIH)【12/24】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |