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| (2009年2月24日掲載) |
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ドバイ政府は2009年2月22日、金融支援や開発支出を目的とする総額200億ドルの政府債券発行計画を明らかにした。またドバイ政府金融局は同日、声明を発出し、200億ドルの政府債券のうち100億ドルを第一回分として発行し、UAE中央銀行が全額引き受けたことを発表した。同声明は「長期金融戦略の一環として、本日、ドバイ政府は200億ドルの長期債券計画を開始した」「第一回分の100億ドルはUAE中央銀行が全額引き受けた」「政府債は5年物で利回りは4%である」(ガルフ・ニューズ紙 2009年2月22日)と述べている。 さらに、同声明は「この政府債の発行によって、ドバイ政府は過去12ヶ月間で世界的に枯渇してしまった流動性を充足することができ、全ての金融債務を充足することが出来る」「この長期政府債計画はドバイの財政ニーズを充足し、開発計画を継続できる」(同上)と続け、政府債の発行で短期・中期的に必要となる資金を供給できることを説明している。 ドバイのエコノミストや金融専門家は、今回の措置を一様に歓迎している。例えば、EFG-Hermesのエコノミストであるモニカ・マリク女史は「これはドバイが連邦政府の支援を得つつあるとの明確なサインである」「こう言う動きがあるであろうと考えられていたが、それでも金融市場に強力なシグナルを送ることになろう」「加えて、新たな政府債計画はドバイの支出計画を助けることになろう」(同上)とコメントし、新措置がドバイ経済やドバイの金融力に対する懸念を払拭するとの見方を示した。 さらに、ドバイ在住のエコノミストであるムハンマド・アル・アスーミ博士も「政府債の発行は短期・中期の資金ニーズを充足する大胆な方法である」「進行中の事業に資金をもたらすのみならず、ここ数ヶ月、メディアで報じられてきたドバイやUAEに対するマイナスのイメージを変えることになろう」「政府債発行計画は、UAEが連邦として単一の経済であり、我々が現在直面しているような世界の危機に耐えうるような基礎の上に成り立っているというシグナルを発した」(同上)と語り、連邦としてのUAEの存在を改めて示すものと解説する。 UAEは2008年9月、国内銀行の流動性対策として総額136億ドルの基金を設立した。2008年10月には、銀行預金を保証し、銀行にさらに190億ドルの資金を注入することを発表した。しかし、それでも国内銀行の貸し渋りによる流動性不足は一向に解消せず、そのためUAE国内、特にドバイのデベロッパーや企業の中には短期の資金繰りに窮するところもでてきていた。2009年のドバイ政府系企業等の返済必要額が150億ドルとGCC諸国の同額330億ドルのほぼ半額であると報じられたことも、一部の企業が借り換えを行えない事態に陥るのではとの懸念を生んでいた。 ナショナル・バンク・オブ・アブダビ(NBAD)のエコノミストであるギヤス・ゴケント氏は、ドバイの多くのビジネスマンの気持ちを代弁するように、「多くの人たちのドバイを見る目が変わるだろう」「ドバイは最終的に支援されているとの明確な証が出てきたので信頼も回復することになろう」(http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aCFFoDJ_pvVO)とはコメントしている。 |
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| (2月23日、記) |
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| <関連情報> ●債務34億ドルの借り換えを無事乗り切ったアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ取引所(ブース・ドバイ)【2/24】 ●組織の再編に踏み切ったドバイ首長国で最大の企業であるドバイ・ホールディングス【2/17】 ●国内5銀行への160億Dhの資本注入を明らかにしたアブダビ政府【2/13】 ●依然2兆5600億Dh(6980億ドル)の建設事業が進行中のUAE【2/13】 ●1兆3000億円弱にものぼるGCC6カ国で進行中の保健関連事業【2/10】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |