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| (2009年8月28日掲載) |
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5年4ヶ月振りに米国を訪問したエジプトのムバーラク大統領は、2009年8月17日のクリントン米国務長官との会談に続いて、翌18日にはワイトハウスでオバマ米大統領と会談しパレスチナ・イスラエル和平問題やアラブ諸国とイスラエルとの関係正常化問題などを協議した。因みに、ムバーラク・エジプト大統領の訪米は、2004年4月以来のことであった。 ムバーラク・オバマ首脳会談では、パレスチナ・イスラエル和平問題に加えて、イラン・イラク・レバノン・スダン・ソマリア問題も取り上げられた。パレスチナ・イスラエル和平問題では、既にミッチェル提案、ロードマップ等々、多くのアイデアが出ていることから必要なのはこれらについての前進であるとの見方で意見の一致を見た。 オバマ大統領は今回の首脳会談でも、アラブ諸国がイスラエルとの信頼醸成に向けた措置を講ずることを改めて求めた。しかし、オバマ政権が繰り返し求めてきたアラブ諸国によるイスラエルとの先行的な関係正常化の考えについてムバーラク・エジプト大統領は、アラブ諸国には、イスラエルによる入植地の停止や過去の交渉停止地点からの交渉再開が最重要問題であるとの考えが示された。加えて、イスラエルとの関係正常化の話は、イスラエル側がそうした諸点に明確な動きを示してからのことになることを強調した。 ムバーラク・エジプト大統領は、今回の訪米中に、AIPACやJStreetといった在米ユダヤ人協会の代表者等とも会談した。ムバーラク・エジプト大統領は、この会談の場において、パレスチナ・イスラエル和平の実現がイスラエルとパレスチナの双方の利益となることを強調した。 他方、在米ユダヤ人協会の代表者たちは、パレスチナ・イスラエル和平を成功させるためにも、アラブ諸国によるイスラエルとの関係の正常化が肝要である点を訴えた。しかし、ムバーラク大統領は、アブドゥラ・サウジアラビア国王が提案しアラブ連盟が合意した中東和平アラブ・イニシアチブは、イスラエルが占領地から完全撤退し包括的で公平な和平を実現した後にアラブ諸国とイスラエルとの関係正常化を行うと謳っていることを説明し、イスラエルによる撤退が第一歩でなければならない点を説明した。 |
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| (8月23日、記) |
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| <関連情報> ●中央委員会委員の大幅な若返りを果たしたPLO主流派ファタハとガザ地区で発生したハマスとイスラム最過激派の衝突【8/18】 ●イスラエルを訪問しネタニエフ首相ほかとイランの核開発問題への対応を協議したゲーツ米国防長官【8/7】 ●イスラエルとの関係改善を求めるオバマ米政権の要請を明確に拒否したサウジアラビア【8/4】 ●ガザ港沖合いで拘束された自国民の受け取りのためにイスラエル入りしたバハレーン政府高官【7/7】 ●中東和平に関するネタニエフ・イスラエル首相の演説と今後の和平交渉の展望【6/23】 ●アブドゥラ国王とペレス・イスラエル大統領の会談を否定し米国務省に説明を求めたサウジアラビア【5/8】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |