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| (2009年8月28日掲載) |
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政府系コングロマリットであるドバイ・ワールドの2008年末の総債務は590億ドルであることが、今般、子会社のナキールにより明らかにされた。ナキールが2009年7月31日、ナスダック・ドバイに提出した財務状況表によれば2008年12月31日時点でのドバイ・ワールドの総債務は2178億ディルハム(約591億ドル)、総資産は3658億ディルハム(約993億ドル)であった。 ドバイ在住の金融アナリスト達は、今回の発表がこれまで明らかにされていたドバイ政府及びドバイ政府関係機関の債務残高と大きく変わるものではないとコメントしている。例えば、EFG-Hermesでアナリストを務めるファハド・イクバル氏は「この数字は何ら新しいものではない」「統合債務残高である」「もととも我が社はドバイの債務は850億ドルと推計している」「今回明らかにされた600億ドルにどのような種類の債務が含まれているのかが明確でない」(ハリージュ・タイムズ紙 2009年8月21日)と語り、実際の債務は今少し多いとの見方を示した。 また、野村投資銀行のアナリストであるチェット・レイ氏は「ドバイは以前債務を800億ドルとしていた」「多くの人はその債務はドバイ・ワールドのものと見ていたので、今回の発表も驚くべきものではない」「問題は債務の返済期日である」(同上)と語り、むしろ債務の返済期日が重要と強調している。ナキールは、ドバイ・ワールドの債務のうちスクーク債については2009年12月に期日を迎えると言っている。 ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、2009年2月、ドバイの政府系企業の2008年12月31日時点での債務を800億ドルと推計すると共に、主要子会社の債務についても次のように見ていた。 ★ DPワールド:58億ドル ★ ジュベルアリ・フリーゾーン:20億ドル ★ ナキール:73億ドル ★ ドライ・ドックス・ワールド:22億ドル 尚、ドバイ・ワールドは2009年8月19日、総額45億ドルのマレーシアでの海洋事業から撤退する可能性を示唆した。同社は8月6日にも、アフリカでの開発事業を含む何件かの事業の先送りを発表していた。因みに、ナキールは現在総額800億ドルの事業をドバイで実行している。 |
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| (8月22日、記) |
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| <関連情報> ●前年同月に比べて2009年7月の利用旅客数が12.6%・貨物取扱量が1.9%増加したドバイ国際空港【8/21】 ●シェイク・ムハンマド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム・ドバイ首長兼UAE副大統領の首長令で決まった「ドバイ金融支援基金」の会長・副会長・役員達【8/18】 ●ドバイの住宅価格が2009年末には安定すると見る不動産コンサルタントのコリアーズ・インターナショナル社【8/7】 ●米国不良債権の償却で大幅な赤字計上となったドバイの政府系デベロッパー・エマールの2009年第2四半期の決算【8/4】 ●GCC諸国で進行・計画中の2.1兆ドルのプロジェクトの60%超を主導する各国政府【7/28】 ●政府系企業の資金支援を主な目的として「ドバイ金融支援基金」を創設したドバイ首長国【7/24】 ●不況克服のため官民上げて結束することを確認したドバイ執行評議会(DEC)の経済評議会【7/24】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |