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| (2008年9月24日掲載) |
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サウジアラビアのナショナル・コマーシャル銀行は、2008年9月13日、同国のアルミ産業に関する調査報告書を発表し、そのなかで同国が年間300万トン超のアルミニウムを精錬する5事業に総額170億ドル超を投資する旨、決定したことを明らかにした。 サウジ国内に五つのアルミニウム精錬所を建設するとの投資計画が実現すれば、同国はアルミニウムの輸出国に転じることになる。現在サウジアラビアはアルミ上流部門を持っていないことから輸入国の座に甘んじている。サウジ国内で計画されている最大のアルミ精錬所はUAEとの合弁事業で、当初の年間生産能力を70万トンに設定しているが、最終的には140万トンに拡大される予定である。 ナショナル・コマーシャル銀行の報告書は「これらの事業が全て進めばサウジアラビアのアルミニウム年間生産能力は2012年までに合計310万トンに達し、世界でも有数の生産国の仲間入りを果たすことになる」と述べている。現在、中東諸国の中ではUAEとバハレーンがアルミニウムの主な輸出国だが、ドバイとマナマのアルミニウム精錬工場の年間生産能力は2007年末で合計しても180万トンに留まっている。現在、オマーンが別途アルミニウムの精錬所の建設計画を進めているほか、カタールとクウェイトも同様の事業を計画中である。これらが全て完成した場合、GCC諸国の年間アルミニウム生産能力は世界の約10%を占めるところまで高まる予定である。 ナショナル・コマーシャル銀行の報告書はGCC諸国で大規模なアルミニウム精錬事業が進められているのは、①国内需要の急増、②アルミニウム上流部門の欠如、③経済ブームによるアルミニウム輸入の急増、④政府による脱石油経済の推進、の四つの要因が重なったためと分析する。また同行は、GCC諸国の2007年のアルミ産業の規模及びアルミニウム消費量はそれぞれ55億サウジ・リアル(約14億7000万ドル)、19万5624トンだが、2010年には消費量は37%増の26万7541トンに達すると予測する。尚、GCC諸国の2006年のアルミニウム輸入額、アルミニウム輸入量はそれぞれ前年比14%増の37億サウジ・リアル(約9億8800万ドル)、15%増の38万5270トンであった。同行は、輸入量は今後も年率10%で伸びるので2010年には56万4073トンに達すると予測している。 |
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| (9月22日、記) |
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| <関連情報> ●GCC諸国の経済データ・シリーズ~第三回(サウジアラビア、カタール、バハレーンのプロジェクト状況)【9/5】 ●2008年上半期だけで530億ドル超も増加したサウジ通貨庁(SAMA)の在外資産【8/22】 ●サウジ・アメリカン銀行(Samba)が2008年末のGCC諸国の在外資産は2兆2600億ドルと予測【8/22】 ●前回に比べてやや低下したサウジ・ビジネス環境コンフィデンス指数【8/19】 ●2018年までに5兆ドル超がGCC諸国に投資されると予測する湾岸専門家【7/25】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |