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| (2008年9月9日掲載) |
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アブダビ首長国のイマジネーション・アブダビが2008年9月3日、10億ドル超をハリウッド、ボリウッドなどの映画産業に投資し映画の作成に当たることを明らかにした。因みに、アブダビ・メディア社が設立したイマジネーション・アブダビが同日発表した声明は、「長編の映画製作やデジタル・コンテンツの製作に今後5年で10億ドル超の投資を行う」としている。 アブダビ・メディア社及び子会社のイマジネーション・アブダビの会長を兼任するムハンマド・ハッラーフ・アル・マルズーイ氏は声明の中で、「アブダビは最近のエネルギー、不動産、運輸部門での活動が示しているように、世界経済の主要なプレーヤーとしての地位を確立した」「メディア産業も同じである」「イマジネーション・アブダビは、米国ほかの製作者と世界中で公開するコンテンツの開発及び製作に当たる」「加えて、我が社は、中東及びアラブの映画製作会社も支援して行く」と述べ、アブダビ首長国が脱石油戦略の一環として映画産業に本格進出する意向であることを強調している。 イマジネーション・アブダビの声明は投資対象となる具体的な企業名には触れていないが、エドワード・ボルガーデインング最高経営責任者(CEO)は「対象となる企業は映画祭で賞を獲得できるような作品を年間8本制作できる企業である」「我が社はハリウッドと国際的製作会社をアラブに連れてこようとしている」「その目的は商業的にも成功し、世界中の観客に訴えることのでき、しかも映画祭で受賞可能な作品を制作することである」「アブダビ・メディアはハリウッドのトップ3社と交渉を終えつつあり、そのうちの1社の企業名は1週間程度で発表できよう」と述べ、交渉が最終段階にあることを示唆した。 周知のように、アブダビ・メディアは約1年前にタイム・ワーナー傘下のワーナー・ブラザース・エンターテイメント及びアブダビのデベロッパーと10億ドル規模の取引を成功させ、テーマパークやホテル、映画館の建設或いは映画とビデオ・ゲームの製作に当たっている。エドワード・ボルガーデインング最高経営責任者(CEO)はこれまでの実績を誇るように、「我々はゆっくりと、しかし着実に世界的なメディア企業として台頭しつつある」と語っている。また、アブダビ・メディアは2007年には初めての映画祭「中東国際映画祭」を開催し、本年12月に5回目となる「ドバイ国際映画祭」を開くドバイの競争相手として急浮上している。さらに、同社は2008年に入って英語紙「ナショナル」を発刊したほか、雑誌の発行や衛星放送テレビ、ラジオ局の開設にも手を染めるなど、総合メディア企業としての体裁を整えつつある。 |
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| (9月8日、記) |
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| <関連情報> ●国際通貨金融委員会に提出する「行動規範」の原案に合意したSWF国際作業委員会(IWG)【9/9】 ●シェル、エクソンから北海油田の資産を購入したアブダビ・ナショナル・エネルギー社(略称Taqa)【8/22】 ●GDPの30%に達したアラブ首長国連邦(UAE)の2007年の連邦統合財政黒字【8/22】 ●独大手自動車企業ダイムラーへの大規模出資を協議中のアブダビ投資庁(ADIA)【8/19】 ●日本で35億ドルを調達するアブダビ・ナショナル・エネルギー社(略称Taqa)【8/19】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |