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| (2008年10月24日掲載) |
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ドバイ・イスラミック銀行のサアド・アブドゥル・ラザク前最高経営責任者(CEO)が、2008年10月上旬以降、同行の不動産関連の子会社であるデヤアールに絡む金融不正事件でドバイ警察に拘束されていることが明らかとなった。ドバイ検察庁のイサム・イーサ・アル・ヒメイディ長官がドバイ紙に、「サアド・アブドゥル・ラザク前最高経営責任者(CEO)が捜査の結果、デヤアールに絡む金融不正事件に関与していたことが判明したので10月上旬以降拘束されている」と語ったもの。 同事件関連では多くの拘束者が出ているが、サアド・アブドゥル・ラザク前最高経営責任者(CEO)が最新の拘束者となる。サアド・アブドゥル・ラザク氏は、2007年にはドバイ政府の投資機関であるインベストメント・コーポレーション・オブ・ドバイの常務取締役に任命されていた。横領容疑が表面化したのは2008年4月で、ジャック・シャヒン・デヤール前最高経営責任者(CEO)を含む、JPモルガンチェイスやドバイ・イスラミック銀行の関係者が取り締まりのため拘束された。また2008年9月10日にはアブドゥラ・ナーセル・アブドゥラ・タムウィール副最高経営責任者(CEO)も拘束されている。尚、ジャック・シャヒン・デヤール前最高経営責任者(CEO)は拘束されてから既にほぼ6ヶ月が経過している。 他方、サアド・アブドゥル・ラザク前最高経営責任者(CEO)の弁護役を務めるハビブ・アル・ムラ社アドボケーツ&法律コンサルタントのハビブ・アル・ムラ博士は、ドバイ検察庁は同氏を横領で訴えてはいないと地元紙に述べている。同博士は「サアド・アブドゥル・ラザク前最高経営責任者(CEO)は疑わしいビジネス行為があったということで拘束されてはいる」「しかしながら、我々は同氏が無実であり、同氏が関連した取引も清潔且つ法的に適ったものであったと強く信じている」と語り、無罪を主張した。 ハビブ・アル・ムラ博士は同じような金融犯罪の容疑で逮捕されたアーデル・アル・シラウィ氏とフィラス・カルツーム氏の弁護も引き受けている。同博士はこれらについても、「我々は検察の行ったことを尊重はするが、我々の顧客たちが如何なる罪も犯していないことに確固たる自信を持っている」とのコメントを発表した。 今後の発展のためにも国際社会から指弾されないような法治社会が重要であることを熟知するUAE連邦政府及び各首長国は、特にビジネスのハブ化にとって腐敗根絶の根絶が肝要であることを理解している。一連の逮捕・拘束者を出したこともあり、UAE政府は、2008年9月11日、国家監査機関の役割を強化のうえ、権限を各省庁のみならず国営企業にも拡大し再発の防止に備えている。 |
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| (10月19日、記) |
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| <関連情報> ●2009年に返済期日の到来するGCC諸国の債務の約50%を抱えるアラブ首長国連邦(UAE)【10/17】 ●ドバイ不動産事業~完成年別居住用・事務所用戸数ほか【10/14】 ●米国発の金融危機の影響を受けはじめたGCC諸国のシンジケート・ローン市場【10/7】 ●建設費用の上昇などで開発事業の遅延や停止の出はじめたGCC諸国【9/26】 ●GCC諸国の投資の50%を引き付ける不動産部門【9/26】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |