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| (2008年10月24日掲載) |
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2008年10月20日、ドバイで「地域経済展望:中東・中央アジア」と題した報告書の発表を行った国際通貨基金(IMF)のモフシン・ハーンIMF中東・中央アジア局長は、深刻化しつつある国際金融危機にGCC諸国が協調して対応することを促した。同局長は「UAEやその他GCC諸国が採った各種の政策は、国際金融危機が各国に与える影響を和らげるには一定程度有効であった」「しかし、これからのGCC諸国には協調政策が必要になってくる」と述べ、GCC諸国が協調して金融政策ほかを打ち出すことを求めた。 また、同局長は「UAEの銀行の資本は十分にあるのだが、不動産部門への融資がどの程度であるのかが明確でないので資産の質は分からない」「国際金融危機は、基本的に二つの流れを通じて、つまり原油価格の低下と与信の縮小を通じて湾岸に影響を与え始めている」「GCC諸国の大半が余剰資金を蓄積しているので石油収入の低下は政府の歳出に影響を与えない」「しかし、景気後退による原油価格の継続的下落は投資家の心理にマイナスの影響を与えるだろう」「さらに、GCCの金融部門は現在の与信の縮小の重荷を背負うことになろう」と語り、国際金融危機は財政的には影響しないものの金融機関には影響が及ぶとの見方を示した。 加えて、同局長は「世界の与信状況は極めて神経質になっており、しかも資金の借り入れが益々難しくなっているのでGCC諸国の事業の遅延は不可避となろう」「もっとも、中国とインドが今の金融危機から無傷で抜け出せれば、世界経済は2009年下半期から持ち直すだろう」と述べ、中印の経済状況次第では世界経済の回復は意外に早いとの楽観的見方を示した。 このほかモフシン・ハーンIMF中東・中央アジア局長は「政府による金融インフラへの巨額の投資とGCC地域における莫大な投資機会から、GCCの金融センターは世界的にも益々重要となっている」「バハレーンで活動する金融機関数は2001年には170に過ぎなかったが、今では400超に急増している」「このうち149は銀行で、その総資産は1900億ドルに達する」「ドバイ国際金融センターには320社超が登録しており、うち約半数が金融関係である」「さらにカタール金融センターには78社が登録されており、このうちの約三分の二は金融サービスである」「これら三つの金融センターの能力が引き続き伸びるか否かは、競争力、特に金融インフラ面の競争力の整備動向に掛かってくる」と語り、GCCの三つの金融センターは既に世界的にも重要な存在となっていることを強調した。 |
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| (10月22日、記) |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |