![]() |
||||||||||||
|
||||||||||||
| (2008年10月17日掲載) |
||||||||||||
クウェイトを例外として二日連続で上昇に転じた後の2008年10月15日(水)のGCC諸国の株式市場は、サウジアラビアを除いて何れも下落となった。国別に見た同日のGCC諸国の株式指標の動きは以下の通りであった。 <10月15日(水)のGCC諸国の株式市場>
尚、以上のほか、バハレーン市場の同日の引も前日比1.05%の下落で終わった。 この日の取引を終えて湾岸のある株式アナリストは「今日の結果は、投資家の信頼感が依然完全には戻っていないことを示している」「投資家は静観の姿勢を採っている」とコメントした。またアブダビ証券取引所のラシッド・アル・バルーシ副最高経営責任者は「我が市場は、外国のホットマネーが市場の不安定性を引き起こすのであれば抑制に動く」「我が市場としては流動性の確保を目指し外国投資を引きつけてきた」「だが、海外からのホットマネーに問題があれば対処する」と語り、市場の混乱に乗じて荒稼ぎを狙う外資は断固排除するとの強い姿勢を示した。 アブダビ証券取引所の株式保有額に占める外資の比率は約10%だが、日々の取引額の約30%は外国勢となっている。こうしたことから、ある金融マンは「取引比率から見るとこれらはホットマネーである」「長期投資の資金ではなく、いつでも海外流出する資金であり市場の安定性には有害である」と見ている。 |
||||||||||||
| (10月16日、記) |
||||||||||||
| <関連情報> ●「国際金融危機の影響の防止」や「株式市場の立て直し」「投資家の信頼感の回復」に向けて機敏に政策・声明を発表するGCC諸国【10/17】 ●9.11同時多発テロ事件後の動きを踏襲しそうな今回の国際金融危機後のGCC諸国の対米投資【10/17】 ●2009年に返済期日の到来するGCC諸国の債務の約50%を抱えるアラブ首長国連邦(UAE)【10/17】 ●西側諸国から中東・アジアへと投資対象地域をシフトさせつつある政府系ファンド【10/17】 ●ドバイ不動産事業~完成年別居住用・事務所用戸数ほか【10/14】 ●対米投資に慎重な姿勢を取るGCC諸国のプライベイト・エクイティ【10/10】 ●湾岸緊急出張報告:依然下げ止まらないGCC株式市場【10/10】 ●米国発の金融危機の影響を受けはじめたGCC諸国のシンジケート・ローン市場【10/7】 ●国際金融危機による世界経済の大幅後退の防止には国際的協調行動が不可欠と説く国連総会出席のGCC諸国の首脳達【10/3】 |
||||||||||||
| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |