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| (2008年11月28日掲載) |
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2008年11月最終週、サウジアラビアの3人の石油専門家がそれぞれ別の機会に、今後の原油価格について注目される発言を行った。まずドバイ国際金融センター(DIFC)のフォーラムで、サダド・アル・フセイニ・サウジアラムコ元副社長(探査・生産担当)が、原油価格は2012年には1バレル70ドルから80ドルに戻り、2012年には90ドルに上昇するとの見方を示した。また同元副社長は、「大きな油田の発見がなければ世界は長期的に供給面での課題を抱えることになる」と語り、現在のような低水準の価格は中長期的にはむしろ問題であるとの認識を明らかにした。 さらに、本年一杯で退任することの決まったサウジアラムコのアブドゥラ・ジュマ社長は、2008年11月26日、インドのニューデリーで開かれたエネルギー・フォーラムで、「(ニューヨークの原油先物市場でWTIの)原油価格が7月11日に1バレル当たり147.27ドルまで急騰したのは、投機が大きな役割を果たしたからである」「原油不足はなかったので、原油価格は需給で決まったわけではなかった」と語り、今年に入ってからの異常とも言える原油価格の急騰の背景には投機筋がいるとの見方を明らかにした。 その上で同社長は「原油が当面主要なエネルギー源であり続けるのだから、投資家は自信を持って計画を立てるべきである」「仮に原油価格が下落しても途上国の需要が伸びているので世界の需要も増加し続ける」「それ故、(生産能力増強の)大規模投資が必要である」と語り、むしろ今から将来の需要増に備えて能力拡大投資を行うことを促した。 最後に、サウジアラビアのイブラヒム・アル・アッサーフ財政相は、2008年11月25日、GCC財政相会議に出席のために訪れたオマーンのマスカットで、今のような低水準の期間が続くのは1年内外との見方を明らかにした。さらに、サウジアラビアは原油価格の低下によっても開発支出の削減は行わないので、余剰生産能力を維持し続けるとの方針に変更はないことを強調した。加えて、アブドゥラ国王がワシントンのG20サミットで言及した今後5年での4000億ドルの投資計画について、その4分の1は予算化されているが未支出であり、次の4分の1は石油部門、特に産油能力の拡大などに配分されること示唆した。 |
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| (11月27日、記) |
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| <関連情報> ●50ドルを割り込んだ原油価格(WTI)【11/21】 ●石油探鉱活動には70~90ドルが必要との見方を明らかにしたカタールのシェイク・ハマド・ビン・ジャーシム・ビン・ジャブル・アル・サーニ首相兼外相【11/21】 ●原油価格が2030年には200ドル超に上昇する可能性があると警告した国際エネルギー機関(IEA)の「世界エネルギー見通し2008年版」【11/18】 ●アブダビ国際石油展示会議(ADIPEC)で現在の油価下落が将来の高騰を招く恐れを指摘した石油専門家達【11/7】 ●150万B/Dの減産を決めたOPEC(10月24日、緊急臨時総会開催)【10/28】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |