ドバイ首長国の債務は主要先進国より小さく管理可能と説明したDIC会長兼CEO
(2008年11月21日掲載)

 2008年11月16日、17日の2日間、世界の著名人を集めて開催された「リーダーズ・イン・ドバイ・フォーラム」(以下LIDFと略す)の初日の講演で、ドバイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)のサミール・アル・アンサリ会長兼最高経営責任者(CEO)は、ドバイの債務は管理可能であり、債務のGDPに対する比率も英独米といった先進国よりもはるかに低いと語り、実態を良く見ていないのに悲観論が一人歩きしていると批判した。


 サミール・アル・アンサリ会長兼CEOが同国の講演で指摘した主要点は以下の通りであった。


ドバイは、470億ドルから700億ドルと推計される債務の返済原資を確保している。

返済原資が十分にあるので2009年のほうがより良い年となろう。

債務の多くは順調な経営により利益を挙げ、キャッシュ・フロー(資金移動)も良好なドバイの企業によるものである。

ドバイの債務/GDPは約33%だが、英国の債務はGDPの5倍、ドイツは3倍、米国は3.5倍もある。

ドバイが中東全体の金融・商業・貿易・兵站・観光の各部門のハブであることを忘れないで頂きたい。

中東のファンダメンタルズは根強く、ドバイは繁栄の中心であり続ける。

ドバイの成功はレバレッジと外国からの投資を商業活動に振り向けた点にある。

覚えておられる方もいようが、1960年代に当時の首長がクウェートから多額の借入をしてクリークの浚渫を行い、ドバイを国際的な貿易のハブに変貌させた。

ドバイは常に大胆に行動し不確実性を取り込み、地域のための安全弁を設けてきた。

(11月19日、記)
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(幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>)