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| (2008年11月7日掲載) |
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2008年11月4日、朝、イラクのサヘブ・サルマン・クトゥブ石油省次官が改造爆弾を使用した車両テロの標的となった。幸い近くの病院で手当を受けた同次官は軽傷であったが、一緒に被害にあった同次官の運転手は入院を余儀なくされた。事件が起きたのは首都バグダッド北部のアタフィーヤーの同次官の自宅近くであった。イラクの原油生産を監督する立場にあるクトゥブ次官が、迎えに来た車両に近づいたところ、仕掛けてあった改造爆弾が爆発した。その後、イラク石油省の報道官が、「クトゥブ次官は、4日朝、自宅近くで改造爆弾による爆弾事件に遭遇したが暗殺を免れた」との声明を発表した。 同日には、以下に見るように首都バグダッドの各所で幾つかの爆弾テロ事件が発生しており、治安は従来との比較では大幅に改善されたとは言え、依然十分な警戒が必要であることを示している。治安の相対的な改善もあり、今後、イラクでは諸外国の企業による本格的な復興事業が開始される見込みである。進出企業にとって最も重要となるのは、イラクの国内情勢に精通し、イラクでの治安確保或いは警護業務に実績を持つ企業による安全確保体制を確実に図ることとなろう。 図表 首都バクダッド等での爆弾事件(11月4日)
尚、駐イラク・米軍の発表では、現在のバグダッドでの反政府武装勢力による攻撃発生件数は一日当たり4件と、1986年に比べて89%減、1987年に比べて83%減となっている。また2008年10月の民間人、治安部員の反政府武装勢力による攻撃等での死者数は317人と9月比28%減に終わった。他方、10月の反政府武装勢力の死者数は44人で、拘束者数は855人にのぼった。 |
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| (11月6日、記) |
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| <関連情報> ●イラクでの総額100億ドルの多目的開発事業「アル・マアバル」の実施を明らかにしたアブダビのデベロッパー4社【11/7】 ●期限切れまで2ヶ月ながら依然イラク政府との合意に至らない駐留米軍の地位協定案【10/31】 ●原油価格の下落で2009年度予算の見直しを迫られているイラク政府【10/17】 ●イラク北部クルド地域への越境攻撃の期限の1年延長を決定したトルコ国会【10/14】 ●イラクを突然訪問したシェイク・ムハンマド・アブダビ皇太子兼UAE副参謀長【10/14】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |