![]() |
||
|
||
| (2008年6月27日掲載) |
||
エミレイツ航空は2008年6月中旬、インド向けのフライトを7月1日から18便、増設することを明らかにした。これによりエミレイツ航空は、ニューデリー、バンガロア、ハイデラバードの諸都市に、インド向けとしては世界の航空会社の中でも最大の週132便を就航させることになる。因みに、首都ニューデリー向けは、7月2日以降、毎週月曜日、水曜日、金曜日、日曜日がそれぞれ1便増設される。 エミレイツ航空は、首都ニューデリー便の増加が、ドバイを経由してニューヨークやロンドン、フランクフルト、パリといった国際的なビジネスのハブに向かうインド人利用客を新たに顧客とすることになるほか、北米や英国、スイス、モーリシャスへ向かう北インドの夏季休暇取得者や学生も新たに吸収することになると見ている。さらに同航空は、インド便の増設が貨物取扱能力を1週間で300トンに拡大させるので、宝石類や肉製品、果実、野菜、機械類、部品などの中東やアフリカ、欧州向けの貨物を増やすことになると見ている。 他方、この数年、海外不動産業者の絶好の投資対象国となってきたインドだが、ここに来て同国の不動産業者の中東、特にドバイ進出の動きが目立つようになっている。例えば、パルスヴナス・デベロッパーズは2007年に海外に幾つかの事務所を開設したが、スリランカ、モーリシャス、シンガポール、英国と並んで中東も入っており、既にオマーンのアル・ハサン・グループと提携関係を結んだほどである。過去1年で少なくともインドの不動産企業6社がGCCを中心とする海外開発事業に進出している。 インドの不動産業者達はGCC市場が魅力的な理由について、「低コスト」と「高利益率」の2点を挙げている。特にドバイについては、①フリーゾーンを開発のために開放している、②インド人労働者が技能労働者も含めて豊富である、③廉価な金融も利用可能である、④法の透明性も高い、ことを挙げている。実際UAEには外国人の42.5%に当たる約150万人のインド人が建設労働者を初めとして居住している。ドバイのインド領事館によれば、GCC諸国でUAEに次いでインド人の多いのがサウジアラビアで、以下オマーン、カタール、クウェイト、バハレーンの順である。 ところでUAEは不法滞在の外国人を減らそうと、自己申告すればUAEが帰国費用を負担したり、或いは滞在延長希望者には条件によって延長ビザを発給するとの措置を導入している。ドバイのインド領事館によれば、2007年の場合、約9万5000人がこの救済計画で本国に戻り、約4万5000人が延長ビザを獲得した。因みに、2007年中にこの制度によって帰国した外国人は17万4366人で、延長を認められた外国人は9万5000人であったとのことであるので、それぞれに占めるインド人の比率は54.5%、47.4%と極めて高率であったことになる。 |
||
| (6月26日、記) |
||
| <関連情報> ●インドでの事業の拡大を図るドバイのデベロッパー・エマール不動産【6/13】 ●インドのチェンナイ・コンテナ・ターミナルを取得したドバイのDPワールド【6/13】 ●アラブ首長国連邦(UAE)からの投資の拡大に期待するインド【5/30】 ●ドバイ・ホールディング傘下のドバイ・グループがインドの風力エネルギー企業に40%出資を決定【5/16】 ●インドで50億ドルの不動産投資を実施するドバイのDamac不動産【12/7】 |
||
| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |