「アブドゥラ国王経済都市」の主要投資事業の計画概要の報道陣向け説明会を開いたサウジアラビア
(2008年6月17日掲載)

 サウジアラビアのアブドゥラ国王は2008年6月11日、ジッダの北西200kmのラビグの「アブドゥラ国王経済都市」を訪れ主要投資事業(総額約1380億SR≒368億ドル)を開始した。アブドゥラ国王は「『アブドゥラ国王経済都市』の各種事業が国民経済を向上することになろう」「『アブドゥラ国王経済都市』がイスラム世界に貢献することを望む」と語ると共に、同経済都市には地区ごとにモスク(寺院)を建設することを求めた。


 またサウジアラビア総合投資院(SAGIA)のアムル・アル・ダッバーグ総裁は「この『アブドゥラ国王経済都市』はアブドゥラ国王が考える将来ビジョンの一つである」「同事業のインフラを含む建設費用は民間企業がまかなうことになる」と述べ、民間主導の事業となることを強調した。エマールE.C.のムハンマド・アリ・アッバール会長は声明を出しその中で、「アブドゥラ国王の指導するサウジアラビアは世界でも最も競争的な経済という地位を確立した」「サウジアラビアは国民の社会経済的繁栄の向上を目指した幾つかのイニシアチブを開始した」「経済都市は新規雇用機会を創出するのみならず、外国投資を導入しよう」と述べ、アブドゥラ国王下でサウジ経済が発展しつつあると賞賛した。


 さらにアブドゥラ・サレハ・カミールエマールE.C.副会長は「アブドゥラ国王の『アブドゥラ国王経済都市』訪問は政府が引き続き本事業に強い関心を抱いていることを示すものである」「米国の首都ワシントンの広さに匹敵する『アブドゥラ国王経済都市』には世界最大級の港湾が建設され、教育ゾーンやリゾート・ゾーンも設けられる」「全て建設されるには15年間が必要となる」「『アブドゥラ国王経済都市』は活発な成長部門をサウジ国内に作り出し、サウジ国民に雇用の機会のみならず、産業・製造業のビジネスを創設する機会を与える」と語り、『アブドゥラ国王経済都市』がサウジ経済にとって大きな意味を持つことを改めて強調した。


 尚、エマールE.C.は、ドバイのエマール不動産とサウジアラビアの著名な投資家たちが2006年9月に設立した世界でも有数の不動産デベロッパーで、株式の3分の1が国民向けに売却されている。

(6月14日、記)
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(幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>)