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| (2008年2月26日掲載) |
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トルコ軍は2008年2月22日、ウェブサイトに声明を掲載し、(クルド系武装組織)クルド労働党(PKK)党員と組織基盤を壊滅することを目的として2月21日夜より地上からの砲撃・空爆を始め、その後地上戦に入ったことを明らかにした。トルコのNTVは2008年2月22日、今回の越境作戦にはトルコ軍兵士1万人が参加しており、トルコとの国境から約10kmまで進軍したと伝えた。但し、トルコ軍の兵士数については3000人との報道もある。 トルコ首脳部は今回の地上部隊の投入による越境攻撃の意図を相次いで説明している。例えば、トルコのギュル大統領は2008年2月21日、イラクのタラバニ大統領に電話し「今回の作戦の目的はPKK掃討である」といち早く説明している。またエルドアン首相は2008年2月22日、今回のイラク領内への大規模地上部隊による越境攻撃について、「トルコのPKK掃討作戦は新たな局面に入った」「今回の越境攻撃の目的はPKKの壊滅である」と語り、あくまでもPKK潰しが狙いであり、イランの主権を侵害する意図は毛頭ない点を強調している。 他方、イラクのジバリ外相は2008年2月21日、「投入されたトルコ地上軍は数百人である」と述べ、今回の軍事侵攻への警戒心が国際社会で必要以上に拡大しないよう予防線を張っている。またマリキ首相は2008年2月22日、本件についてトルコのエルドアン首相と電話で協議し、イラクの主権の尊重を求める一方、トルコがPKKによる攻撃の結果、治安面で不安を抱えているのは理解するとの姿勢を示した。 尚、米国については、駐バグダッドの米軍報道官は2008年2月22日、「今回のトルコ軍の作戦は限定期間内のものでPKKを攻撃対象とするものと理解している」「トルコは民間人の被害抑制に最善を尽くすと約束した」と述べ行動に理解を示す姿勢を見せた。但し、米国務省のマシュー・ブライザ副次官補は同日記者団に「(トルコ軍の越境攻撃での地上部隊の投入は)素晴らしいニュースとは言えない」「地上戦は全く新たな段階である」とやや異なるニュアンスの反応を示している。 |
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| (2月23日、記) |
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| <関連情報> ●大幅に遅れていた3法案を一括法案として何とか可決したイラク議会【2/15】 ●国会が大学内でのスカーフ着用を解禁したことで揺れるトルコ【2/12】 ●小規模でのイラク北部のクルド労働者党(PKK)掃討作戦を開始したトルコ【12/26】 ●クルド労働者党(PKK)への対応を巡り依然緊張状態の解けないトルコ・イラク国境【11/16】 ●エルドアン・トルコ首相の11月5日の訪米が当面の焦点となるクルド人武装組織(PKK)問題【10/26】 |
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| (幹事 畑中美樹<はたなか・よしき>) |